パーキンソン病について
パーキンソン病について
パーキンソン病とは
パーキンソン病とは、身体の運動をスムーズに行うために必要な“ドーパミン”という神経伝達物質を作る脳の黒質という部分の細胞が減少する病気です。
50~60代の方で多くみられますが、若い世代でも発症することがあります。
はっきりとした原因は明らかになっておらず、根治するのは難しい病気ですが、内服薬により減少したドーパミンを補うことで症状をコントロールすることが可能です。
パーキンソンの症状
パーキンソンの代表的な症状として“無動”“静止時振戦”“筋固縮”“姿勢反射障害”があり、これらはパーキンソン病の4大症状とされています。
無動
・素早く動けない
・歩き出す時、足がすくむ
・話し方に抑揚がなくなる
・声が小さくなる
・書く文字が小さくなる
静止時振戦
・じっとしている時に震える
・1秒間に4~6回程度の震えがある
・片方の手・足から震えが始まる
・睡眠中に震えは起きないが、目が覚めると震えが起こる
筋固縮
・肩や膝、指の筋肉が硬くなって、スムーズに動かせない
・痛みをともなうことがある
・顔の筋肉が強張り、無表情に見える
姿勢反射障害
・体のバランスがとれず、転倒しやすくなる
・歩行中、止まれなくなる・方向転換するのが難しい
・首が下がる
・体が斜めに傾く
パーキンソン病でお困りの方へ
必要に応じてMRI検査をご紹介
パーキンソン病の4大症状のうち、無動があり、さらに静止時振戦または筋固縮がある場合にはパーキンソン病が疑われます。
この場合、当院からすぐの吹田市民病院や画像専門クリニックをご紹介し、直ちにMRI検査が受けられるように手配いたしますので、心配な症状がある時は一度当院へご連絡ください。
地域のかかりつけ医として継続的に治療
吹田市・岸辺駅の医療法人かわかみ内科ではパーキンソン病を中心とした神経変性疾患に力を入れていて、院長はパーキンソン病に対する豊富な経験がありますので、適切な専門機関で検査・診断を受けた後、継続的な治療を行わせていただきます。
ガイドラインを基本とした治療を行いつつも、その方のライフスタイルに合わせた治療方針をご提案し、患者様の普段の生活に寄り添って治療させていただきます。
患者様・ご家族のご希望を大切にして治療
パーキンソン病の治療では内服薬や生活指導などが中心となりますが、お薬を使用する場合には最小限の副作用で高い効果が期待できるものを選定し、効果的に症状をコントロールしていきます。
患者様とそのご家族からよくお話をお聞きして、ご希望に沿った治療がお届けできるようにいたします。