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【院長ブログ】喫煙・飲酒の習慣
良くないことは分かっていても、なかなか改善できないのが生活習慣の乱れ。特に喫煙・飲酒の問題はそのまま放っておくと生活習慣病につながってしまうかもしれません。少しずつでも見直せば、さまざまな病気のリスクを回避することにつながります。そこで今回は“喫煙・飲酒の習慣”と生活習慣病についてお伝えします。
怖いのは喫煙・飲酒の依存症?
過剰な喫煙・飲酒が身体に良くないという事実はわかっていても、昔からの習慣でなかなか止めることとができないというかたも多いのではないでしょうか。恐ろしいのはその依存症なです。
喫煙や飲酒は一時的にイライラ解消や緊張を和らげるといった心地の良さを与えてくれますが、その効果が切れた時、それまで以上にイライラや落ち着きのない気持ちになる離脱症状が現れます。この離脱症状を解消しようとして、さらに多量の喫煙や飲酒を繰り返し最終的には止められなくなってしまうのです。
タバコ・お酒を止めたいと思ったときのポイント
禁煙や禁酒をしようと思ってもなかなか続かない方も多いのではないでしょうか。次のポイントをしっかり理解し禁煙・禁酒を成功させましょう。一人ではじめるのが不安な方は、当院までご相談ください。
禁煙編
・喫煙につながる生活パターンを変える
・ストレスを感じた時、水を飲む、深呼吸する、ガムを噛むといった喫煙以外の解消法を取り入れる
・タバコやライターなどの喫煙具を身近に置かないようにする
・周囲に禁煙していることを告げ、協力してもらう
・禁煙日を設け、徐々に本数を減らす
禁酒編
・飲む前に、予算や量などをあらかじめ決めておき、それ以上は飲まないようにするなどその日の上限を設定する
・アルコール度数の低いものを選ぶ
・小さいグラスや缶のものを選ぶ
「がん」喫煙+飲酒でリスクは倍以上に!
喫煙や飲酒により発症する病気は多くありますが、この2つが重なると、発症リスクが倍以上になることを危険視されているものが「がん」です。
喫煙・飲酒とがんの関係性
1日2合以上の飲酒をし、さらに喫煙の習慣がある人のがん発生率は、飲酒の習慣のみがある人に比べると、割合が非常に高くなるという傾向です。これはタバコの煙に含まれる発がん物質には、お酒に含まれるエタノールの分解時に生成される活性酸素を活性化させてしまう理由からではないかと考えられています。
お酒の席での喫煙は欠かせないという人も少なくありませんが、喫煙と飲酒の両方を制限することはガンの発症リスクを低下させられることを常に意識して、禁煙・禁酒に努めましょう。