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【院長ブログ】パーキンソン病について(原因と初期症状)

パーキンソン病は、指定難病にも登録されている病気です。原因と症状について知り、まずは専門医による正しい診断を受けることが重要です。そこで今回は“パーキンソン病について(原因と初期症状)”についてお伝えします。大阪府吹田市の医療法人かわかみ内科でも安心して受診できる環境を整えていますので、お気軽にご相談ください。

パーキンソン病の原因は?

大脳の下にある中脳の黒質に存在するドパミン神経細胞が減少して起こります。ドパミン神経が減ると体が動きにくくなり、震えが起こりやすくなります。

ドパミン神経細胞が減少する理由はわかっていませんが、現在はドパミン神経細胞の中にαシヌクレインというタンパク質が凝集して蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。

このαシヌクレインが増えないようにすることが、治療薬開発の大きな目標となっています。

似ている病気にパーキンソン症候群があります。

これは、パーキンソン病と同様の症状を呈しながら、別の病因に関連している疾患をまとめて呼んでいます。

原因として変性疾患以外の疾患もありますが、特定疾患に認定されているのは進行性核上麻痺 、大脳皮質基底核変性症(大脳皮質基底核症候群)、多系統萎縮症です。

パーキンソン病とはどんな症状がありますか?

パーキンソン病という病気の症状には、次のような運動症状と非運動症状とがあります。運動症状のうち無動、静止時振戦、筋強剛は3大症状と呼ばれ、パーキンソン病の診断の際には非常に重要なポイントとなります。運動症状は左右のいずれか片方に発症することが多いですが、病気が進行すると両方に見られるようになります。

運動障害
無動(むどう)

・動きが素早くできない

・歩くときに足が出にくくなる(すくみ足)

・話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなる

・書く文字が小さくなる         

筋強剛

・肩、指、膝などの筋肉がかたくなって、スムーズに動かしにくい

・痛みを感じることもある

・顔の筋肉がこわばり、無表情にみられることもある      

静止時振戦

・何もしないでじっとしているときにふるえる

・片方の手や足のふるえから始まることが多い

・睡眠中はふるえがおさまるが、目が覚めるとふるえが始まる

1秒間46回ぐらいふるえる

姿勢反射障害

・体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなる

・歩いていて止まれなくなる、方向転換をするのが難しい

・症状が進むと、首が下がる、体が斜めに傾くこともある

・転倒を招き、骨折の原因になるので注意が必要

非運動症状

非運動症状の中には運動症状がみられる前に現れるものがあります。

自律神経症状

・便秘や頻尿

・起立性低血圧(立ちくらみ)

・食後のめまいや失神などの食事性低血圧

・冷え、発汗、むくみ

・性機能障害

認知障害

・いくつかの手順を踏む行動が計画できなくなる遂行機能障害

・物忘れがひどいなどの認知症症状

嗅覚障害

・においがしない

睡眠障害

・不眠や日中の眠気

精神症状

・うつ・不安などの症状

・身の回りのことへの関心がうすれ、顔を洗うことや着替えることといったことをする気力がなくなったりする状態でアパシーと呼ばれる症状

・幻覚や錯覚、妄想などの症状

疲労や疼痛、体重減少
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