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【院長ブログ】急な発熱(溶連菌感染症)

のどが痛みや急な発熱の場合、インフルエンザや新型コロナウィルスを一番に考えることが多いですが、もしかしたら溶連菌感染症かもしれません。
そこで今回は “急な発熱(溶連菌感染症)”についてお伝えします。
大阪府吹田市の医療法人かわかみ内科でも診断は可能です。お気軽にご相談ください。

溶連菌感染症とは?

溶連菌とは、正確には「Aβ溶血性連鎖球菌」の略で、顕微鏡でこの細菌を観察したとき、数珠のように連なって見えることが名前の由来といわれています。飛沫感染や接触感染が原因で、咽頭炎・扁桃炎などを引き起こします。感染してから発症するまでの期間は、上気道でだいたい2日~5日といわれています。

溶連菌感染症が流行する時期はきまっている?

溶連菌が活発に活動を始めるのは11月〜 4月ごろです。感染経路は、感染者の咳くしゃみで飛び散った菌を吸い込んでしまい感染する飛沫感染と、タオルや食器などを共有することを通して感染する接触感染の2種類があります。

家族の間での感染率は2060%もあるとされているので、ご家族が溶連菌だと診断されたら、マスクをして飛沫を防ぐとともに、手洗い・うがいを徹底しましょう。

溶連菌感染症の症状とはどのようなものがありますか?

・全身の倦怠感

38℃以上の発熱

・唾を飲み込むとのどが痛い

・のどや扁桃腺が腫れ、口の中に白い部分がみられる

・咳やくしゃみがほとんど出ない

・鼻水、鼻詰まり等の症状があまりない

・腰、肘、膝、足など比較的大きい関節の痛み

溶連菌感染症の検査はすぐにできますか?

最近は簡易の検査キットがあります。インフルエンザの簡易検査のようなものです。

15分程度で検査結果の確認が可能ですので、診察日の当日に検査結果がわかります。

溶連菌感染症の治療とは?

ペニシリン系の抗生物質を内服する薬物治療を行います。治療開始後の24時間後には感染性はなくなるとされています。

通常は12日で解熱し、喉の痛みも治まりますので、全身の状態が良ければ、解熱後2日目から登園や通学は可能となります。

ただし、確実に除菌を行わない場合、急性糸球体腎炎という突然の血尿がおこり、重篤な腎臓病を引き起こす可能性があります。そのため、通常の薬の投薬期間よりもかなり長い10日間の服用が必要です。特に腎炎は、23週間後に起こることが多いため、24週間目に尿検査を行なうことをおすすめします。

会社や学校は休んだ方がよいのですか?

溶連菌に感染したことが判明したら、会社や学校は休みするのが良いでしょう。

感染力の強い病気ですから、他人に感染する可能性があります。

熱が下がり、他の症状もなければ出社や登校することは可能ですが、職場や学校で別途規定を定めている場合には規定に従ってください。

以前は法定伝染病に指定されていましたが、現在は一般の病気として扱われています。

 

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